髪の構造

わたしたちのは、平均で約10万本生えていると言われていますが、
髪は「表皮」「皮質」「ズイ」という組織から構成され、本数や髪の色、
太さ、形状等には個人差があります。

頭皮に隠れた部分が「毛根」、外側に出ている部分が「毛幹部」です。
「表皮」は、ケラチンという硬いタンパク質からできていて、髪の内部の
皮質とズイを、外部の刺激から守っています。一般的には
「キューティクル」と呼ばれ、4~8枚の非常に薄い膜がウロコ状に
なっています。

「皮質」は、表皮の下の組織で、ケラチンの繊維が無数の束になって
出来ています。「ズイ」は髪の中心部分で、細い部分には所々ズイが
ない髪もあります。

髪は、皮膚が変化してできたものだと言わています。毛根の
一番根元にある「毛母細胞」が毎日フル稼働して細胞分裂を繰り返し、
髪となる細胞を作り出しています。抗がん剤の副作用で髪が
抜け落ちるのは、病気や治療に使う薬が、この毛母細胞の活動に
影響を与えているからです。

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髪が頭皮にくっついている力は、約50gとされ、卵1個を支える力と
同じぐらいになります。ですので、髪を1本つまんで強く引っ張ると、
簡単に抜けてしまいますが、髪全体を抜くとしたら、

50g×10万本=5,000kgの力、

つまり5トンの力を加えないと、一度に抜くことはできないのです。

大昔に、家の大黒柱を建てるのに、女性の髪を束ねて使ったという
文献があるほど、髪は束になると強い力を発揮します。

髪は、1つの毛穴にだいたい3本が1組となって生えています。
最初に生えた1本が太く、後の2本は副次的に生えたもので細い毛に
なります。

したがって、中心となる太い毛と、他の2本とではおのずと寿命も
違います。基本は1つの毛穴から3本が生えますが、ひとつの毛穴に
1本ずつしか生えていなくとも異常ではありません。また、頭皮が
健康であれば、通常は抜けた毛の後に新しい髪が生えてきます。

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